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2024-03-19 17:58

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2016-10-09 15:52

マンガの感想です


たまってしまったので書かねば

●ベルセルク 第38巻
三浦健太郎作

惰性で買ってます。このペースで進むと完結になるのはいつの日なのか。


●ワールドトリガー 第15巻、16巻
葦原大介作

敵であり、捕虜として囚われの身のヒュース。
その彼と陽太郎のやりとりはほっこりします。
牢から脱出し、故郷に帰ろうとするヒュースに「帰るなら帰るって言え!」と陽太郎(5歳)
このキャラ何気にただのマスコット的な存在ではなく、意外なキーパーソンなのではと。
この作者は予想を裏切る斜め上の展開がうまいからなあ。

さて主人公ですが、少年漫画ではお約束のパワーアップイベントを消化。
しかし、覚えた技がただワイヤーを張るという、ジャンプの主人公ではあるまじき地味さ。

しかしこのワイヤーがいいんだなあ。
相変わらず弱い主人公の修にぴったりなんだな。

王道的マンガでありつつも、主人公は王道的ではないという。
じわじわくる面白さをこのマンガは持っている。


●波よ聞いてくれ 第2巻
紗村弘明作

カレー屋のバイトから怒涛的展開でラジオのパーソナリティーに収まった、独身25歳の女主人公ミナレ。

紗村弘明はアクション以外の漫画も描けるのかと意外な面白さを発揮していいます。

さてミナレ。
ラジオに出たことがきっかけになって、50万騙し取られた昔の彼氏と再会。
一方、ラジオは生でドラマをやるはめに。

どちらもあまり冴えない感じのエピソードなんですけど、読んでて面白いのは主人公ミナレの
キャラがそうさせているんだよなあ。

ミナレというキャラの走りっぷりを楽しむ漫画、といって良いだろう。


●大砲とスタンプ 第5巻
速水螺旋人作

この人は短いスパンで話を広げてたたむのが上手いですね。
だいたいどのエピソードも2~3話構成でまとめてあるのでとっても読みやすい。

サブレギュラーのアーネチカは喧嘩が強くて、エロくていいね。
そして優しい。


●ヴィンランド・サガ 第17巻、18巻
幸村誠作

改心したとはいえ、重い過去を消すことはできない。
自分の過去との戦いが一生続くことになるんでしょうね。
主人公トルフィンの戦いはまだ始まったばかりなのだと思わせる17巻と18巻です。

幸村誠はこれから順調に作品を出し続ければ、この世代の漫画家としては図抜けた存在になる、と思います。


●アンゴルモア 第5巻、6巻
たかぎ七彦作

対馬に上陸した蒙古軍との戦いもいよいよ佳境か。
多数に挑む寡数の戦いというのはどうやら日本人のメンタリティー的には非常に熱くなるわけでして。
日本史での多数に挑む寡数の戦いというと代表的な物は

・桶狭間(織田信長x今川義元)
・川越夜戦(北条氏康x上杉憲政)
・関が原の時の上田城(真田昌幸、幸村x徳川秀忠)
・人取橋の戦い(伊達政宗x蘆名家など)
・泗川の戦い(島津義弘x明軍)

どれもこれも戦いの経過を追うととても燃えます。
泗川の戦いなぞ、島津勢7千人に対し、明軍4万ですからね。どーやって勝ったんだと思ってしまう。

次巻が待ち遠しいですね。


●デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 第4、5巻
浅野にいお作

第5巻、終わり方がせつないっす。
どーなっちゃうの??死ぬの??みんな死ぬの????
主人公も死ぬの????

異常さを増す世界の中で、主人公の少女たちは甘くもほろ苦い青春を送るのだった。


●未来からのホットライン
星野之宣

星野作品を読むと原作のSF小説群を読んでみようかなという気持ちになる。
しかし、この作家絵が荒くなったなあ。












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2016-03-12 11:40

マンガの感想です



たまってしまったので書かねば。


●女子攻兵 第7巻
松本次郎作

この7巻で完結。
結局面白くないわ、このマンガ。
松本次郎は出だしの掴みは良いのに、物語が進行すると鬱展開に一直線だな。
伏線の回収を投げ出しての終了。預言者とは何だったのか。
買って損した。クソが。


●ワールドトリガー 第13巻、14巻
葦原大介作

一方、こちらは作品づくりに作者の誠実感があふれ出てる。
少年漫画では主役がパワーアップするシークエンスがありますが、この漫画も少年漫画であるのでそういったシーンが登場します。
強くなりたいから技を教えてくれと仲間に言う主人公、だがしかしその仲間は「人に教えを乞うときはそれなりの礼儀がある」と言い放ち、主人公に頭を下げさせる。

「親切にされることに慣れ切っちゃったの?」

というセリフはなかなか心に深く刺さります。

作者がいうシビアな現実を描くという意味はこういうことにも現れている・・・!!
礼儀って大事だよね。

と思う14巻でした。



●波よ聞いてくれ 第1巻
沙村広明作

これまで作者の作品としては「首がとぶ」「血が噴き出る」「縛る」とか
エログロアクションが主流のはずだったんだけど。

それがラジオ局を舞台にした作品ですよ。

ラジオを漫画の題材として扱うのは微妙なんじゃないかと思いますよ、普通は。
今時ラジオを聴いてる人なんて決して多いわけじゃないのに、なのになぜ漫画でラジオを。

久々に首が飛んだり血が噴き出さない漫画を描くんだなあと思って買ってみたら、これが意外にも面白かった。

作者の力量の懐の深さを知った作品でした。


●アンゴルモア元寇合戦記 第1巻~4巻
たかぎ七彦作

対馬で元寇と戦う落ちぶれた御家人が主役のお話し。
元寇を主題にした漫画ってなかなか無いなあと思って買いました。

対馬は日本侵攻の中継地として狙われ、史実では約7日この島では戦いがあったとされてます。

この7日をどう漫画として表現するのか。しかも残された資料はそう多くはない。
結構難しい題材だと思いますけど、これに正面から向き合う作者はなかなか野望味にあふれてると思います。

お話としては圧倒的な多勢に知略を駆使して立ち向かう主人公。
うーん、いいね。この多勢に立ち向かうってのが熱い。

この漫画は作者の技巧が拙いところがところどころありますが、細かいところは気にさせない筆圧と王道的熱い展開が魅力です。


2015-12-13 19:43

マンガの感想です



だいぶ溜まってしまったので書かねば。

そんなわけで感想です。

●スティールボールラン 第14巻
荒木飛呂彦作
敵スタンドの攻撃で「左側失調」となる主人公。
擬音がシュアポアアア
荒木先生独特の擬音は別に狙っているわけではなくて、作画中に脳内に響いた音がそうだかららしい。なるほど。


●ユリ熊嵐 第1巻
原作イクニゴアキナコ
作画森島明子

絵柄がかわいいのでたまらずジャケ買い。
タイトル通り、ユリ物で熊でした。
ひたすらかわいい女の子たちのやりとりを楽しむマンガ。

意外と面白かった。
次巻も買うかも。


●デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 第3巻
浅野にいお作

UFO墜落事故に巻き込まれ、まさかの友人死亡。
女子高生たちの日常をとりまく非日常がさらに過激になっていく3巻です。
しまいには巻末で人類終了まであと○日と宣言されてるし。

いやーいきなり友人が死ぬなんて。
実はヘビーな結末が待っているマンガなのでは・・・。

世界が狂っていくにつれ、懸命に今を生きようとする女子高生たちが眩しくも切ない。
と感じるのです。


●ベアゲルター 第2巻
沙村広明作

作者の趣味全開の変態活劇娯楽漫画。

闇社会で復讐に生きる女と、その彼女に利用されつつも運命の糸で引かれるように核心へ迫る女たちの物語。

この人アクション描くのがとてもうまいんだけどどうやって研究しているのだろうか。
殺陣師でも雇っているのか。それともアクション俳優出身なのか。
少ないコマ割りで躍動感を演出させるセンス。技術。
ここまで見せれる漫画家はそういないであろう。


●ヴィンランド・サガ 第16巻
幸村誠作

今巻は追う者、追われる者ってことで話が進んで最終的には殺す側、殺される側にフォーカスしていく展開です。

人というのは自分が犯した過ちや罪を認めるのはなかなか難しいことです。歳を重ね大人になり、ある程度の社会的地位を得るとますます難しくなります。と思います。

全体の平和のためには復讐は正当な権利であると、世の中はそうできている。
と、主人公はその権利に疑問を持ちつつも、そうせざるを得ない現状をある程度認めています。

そんな主人公が自分を殺そうとする復讐者に図らずも出会ってしまう。

罪に正面から向き合うことができるのか。
重い課題を突きつけ、次巻に続きます。


***
まだ感想書いていないマンガがあるんだけど、続きはそのうちに。




2015-04-19 19:45

マンガの感想です

マンガの感想です



セラフィム 全1巻
今敏作
今敏は大友克洋のアシスタントを経てアニメの監督になった経歴を持ちますが、作品はアニメの方が有名。

今敏は大好きだった。初めて氏が監督をしたアニメ映画「パーフェクトブルー」はストーカーの影に怯えるアイドルというストーリー仕立ての中に現実と虚構のせめぎあいを織り交ぜとても素晴らしかった。「千年女優」は氏が目指したテーマのひとつの頂点と言えるのではないか。もっと多くの人に見て欲しい。

氏は2010年に46歳の若さで癌で死去してしまう、とても残念でならない。もっと多くの作品を送り出して欲しかった。

そんなわけでこのセラフィムですが、マンガとしてはそんなに面白くはない。
序章は壮大なスケールを感じさせる。
だがしかし、共同制作者が押井守なんですね。制作のベクトルが折り合わず、未完になっています。今敏のblogに決裂した理由が載ってますが、・・・押井は残念すぎる。

追悼の意味で、おそらく絶版になるであろうこのマンガを買った。そういう次第であります。



幻想ギネコクラシー
沙村弘明作

沙村弘明の短編集。基本的に読後感が悪いのが大半だが、最後に収録された「イヴァン・ゴーリエ」は更に一段と読後感が悪い。でも不思議な魅力を放つ作品だ。くだらない話をいかにくだらなくない感じにさせて読ませるか。そういった作り方をさせたらこの人は異常な上手さを発揮する。


女子攻兵 第6巻
松本次郎作

今巻でいよいよ物語の終着地点「ツキコ」の近くまで迫る。

ところで、そもそもなぜ主人公が乗っているロボットが女子高生の形をしているのか、必然性について語られることは全く無い。おそらくもっとも大事(だと思われる)な点について述べられることもなく、この物語は進行していく。おそらく理解とか、説明とか、納得とか、解決とかそういったものはこのマンガにはない。

そして、このマンガは完結までそういった物はないだろう。
だけど、この作品が面白いのはアクション、ロボット、バトル、変態、エロ、女子高生とか。男子の妄想が満載だからなのだ。文化庁推薦的な物だけがマンガではない。まあ、好きなんですね。こういうチープでグロテスクでお下劣なマンガが。自分は。



大砲とスタンプ 第4巻
速水螺旋人作

気軽な読み味が魅力の事務系SF戦記物。
コメディチックですが、戦争なもんで作中では人が結構死んでいます。
シリアスなシーンをところどころ織り交ぜつつも、軽妙な雰囲気を失わないのは作者の絶妙なバランス感覚ですね。この路線を維持してほしいものです。



ワールドトリガー 第9巻、10巻
葦原大介作

大規模侵攻編終結からランク戦へ。
主人公の修が弱いながらもなかなかの知恵と機転、勇気を見せてくれます。

主人公は強くなくちゃいけない、というのが少年マンガの鉄則というか、お約束というか。
そうなんですけど、けども脇役じゃなくて主人公のポジションでこういうキャラに仕立てるあたり、作者のこだわりなんでしょうね。

主人公はあまりの弱さ故、敵にやられ死ぬ手前まで行きます。危篤状態で病院に担ぎ込まれます。とにかく弱い。なんだけども、このキャラがなぜ主人公なのか。その理由を読者は10巻で知ります。

好きだなあ、弱いけど応援したくなるキャラって。いいなあ。



デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 第1巻、2巻
浅野にいお作

宇宙人が地球に侵略してきたんだけど、状況は膠着し、空に巨大なUFOが浮かんでいるんだけど、時たま謎の音声をスピーカーから発するのみで、そんな一方、人類のある程度平穏な生活が営まれている。
そんな非日常と日常がごちゃまぜになった世界で生きる女子高生2人の青春を描く、そんなマンガです。

うーん、伝わるのか、この説明。
面白いと思いますよ。このマンガ。立ち読みしてこの作品の魅力に引き込まれました。
・・・・この物語がどういう方向に転がるのかよくわかんないけど、うん、面白いと思う。


2014-11-23 18:07

マンガの感想です

たまってきたので書かねば。



ヴィンランドサガ 第15巻
幸村誠 作

新章開始して新たな展開へ。
冷酷な金貸しと思われたハーフダンが、意外と人物に深みのある様子。
敵だと思ったキャラが実は味方だったり協力者だったりするからなあ、このマンガ。
人物に深みや厚みを持たせる描写が幸村先生はとてもうまいですね。いいなあ。


スティールボールラン 第12巻、13巻
荒木飛呂彦 作

坊主頭に英字新聞のトーンを貼るセンスは荒木先生ならでは、ですね。
ルーシーが良い。
戦いが強いわけではないが、必死で夫を守ろうとする。陰謀と戦おうとする。
ルーシーいいね。とてもいい。


地獄のアリス 第6巻
松本次郎 作

6巻で完結。
陽気で能天気なキチガイテイストが面白かったのに。いつの間にか自己内省的で暗いマンガになってしまった。結局アリスの秘密は明かされず、消化不良。主人公の観念の中だけで終わってしまったラスト。意味わかんねーよ。
マンガなんだからさー、エンターテインメントに徹してほしいなあ。作者病んでいるのか。


女子攻兵 第5巻
松本次郎 作

欝な過去編から抜けてキチガイっぷりに拍車がかかる第5巻。
それにしても酷い戦闘描写だ。クライマックスも酷い。
だが嫌いではないなあ。

この作者は病んでいるし欝展開が多いけど、かろうじて陽性と陰性のきわどい境に立っている。
このきわどさをスレスレで保っているあたりが好きだなあ。


ワールドトリガー 第5巻
葦原大介 作

力試しで先輩と勝負する主人公三雲修、知恵と工夫を駆使しドローに持ち込む。
また、もう一人の主人公であり友人である空閑遊真が、三雲修の名誉回復のため戦いを挑む。
少年マンガしているなあ。熱い、熱いぞ。
また今巻では広大な物語世界の一片が明らかになる。

いいねー、いいよー。



ワールドトリガー 第6巻
葦原大介 作

敵の大規模攻勢を迎え撃つ主人公側。
戦局を把握し、ドライに決断を下す司令官や隊長。
こういうあたり少年漫画では珍しいシーンではなかろうか。
少年漫画らしくない描写が多いのが、この作品の魅力のひとつではありますが、ジャンプで連載している以上、時として少年漫画的な熱さとか勢いとかがもっと必要なのではないかと思う第6巻でした。

でも最後の木虎ちゃんが意地で敵を倒すシーンは痺れました。
いいねえ。


ワールドトリガー 第7巻
葦原大介 作

敵の攻勢に主力が登場、ピンチに立たされる主人公たち。
今巻ではサブキャラの戦いがメイン。
メインではないキャラにも作者なりのこだわりや愛情が感じられる、キャラクターに対する愛情を感じますね。すばらしい。

ただ、サブキャラであっても手抜きをしないのはとても良いことですが、それがストーリーのテンポ感を遅くさせてしまっている感があるような。

デスノートは超クイックテンポの展開でヒットしました。
例えるのならデスノートでは1話で済ませるエピソードを、このマンガでは2話3話で消化するような感じ。
この作者の課題はスピード感だなあ、バランスって大事だなあ。



ワールドトリガー 第8巻
葦原大介 作

敵のボスが登場、大規模侵攻編はいよいよ佳境へ。
作者のストーリー運びの巧みさが光ります。
予想の斜め上をいく展開で先が読めません。

主人公が弱いなりになかなかの機転を見せてくれます。
とても良い。

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