たまってきたので書かねば。
ヴィンランドサガ 第15巻
幸村誠 作
新章開始して新たな展開へ。
冷酷な金貸しと思われたハーフダンが、意外と人物に深みのある様子。
敵だと思ったキャラが実は味方だったり協力者だったりするからなあ、このマンガ。
人物に深みや厚みを持たせる描写が幸村先生はとてもうまいですね。いいなあ。
スティールボールラン 第12巻、13巻
荒木飛呂彦 作
坊主頭に英字新聞のトーンを貼るセンスは荒木先生ならでは、ですね。
ルーシーが良い。
戦いが強いわけではないが、必死で夫を守ろうとする。陰謀と戦おうとする。
ルーシーいいね。とてもいい。
地獄のアリス 第6巻
松本次郎 作
6巻で完結。
陽気で能天気なキチガイテイストが面白かったのに。いつの間にか自己内省的で暗いマンガになってしまった。結局アリスの秘密は明かされず、消化不良。主人公の観念の中だけで終わってしまったラスト。意味わかんねーよ。
マンガなんだからさー、エンターテインメントに徹してほしいなあ。作者病んでいるのか。
女子攻兵 第5巻
松本次郎 作
欝な過去編から抜けてキチガイっぷりに拍車がかかる第5巻。
それにしても酷い戦闘描写だ。クライマックスも酷い。
だが嫌いではないなあ。
この作者は病んでいるし欝展開が多いけど、かろうじて陽性と陰性のきわどい境に立っている。
このきわどさをスレスレで保っているあたりが好きだなあ。
ワールドトリガー 第5巻
葦原大介 作
力試しで先輩と勝負する主人公三雲修、知恵と工夫を駆使しドローに持ち込む。
また、もう一人の主人公であり友人である空閑遊真が、三雲修の名誉回復のため戦いを挑む。
少年マンガしているなあ。熱い、熱いぞ。
また今巻では広大な物語世界の一片が明らかになる。
いいねー、いいよー。
ワールドトリガー 第6巻
葦原大介 作
敵の大規模攻勢を迎え撃つ主人公側。
戦局を把握し、ドライに決断を下す司令官や隊長。
こういうあたり少年漫画では珍しいシーンではなかろうか。
少年漫画らしくない描写が多いのが、この作品の魅力のひとつではありますが、ジャンプで連載している以上、時として少年漫画的な熱さとか勢いとかがもっと必要なのではないかと思う第6巻でした。
でも最後の木虎ちゃんが意地で敵を倒すシーンは痺れました。
いいねえ。
ワールドトリガー 第7巻
葦原大介 作
敵の攻勢に主力が登場、ピンチに立たされる主人公たち。
今巻ではサブキャラの戦いがメイン。
メインではないキャラにも作者なりのこだわりや愛情が感じられる、キャラクターに対する愛情を感じますね。すばらしい。
ただ、サブキャラであっても手抜きをしないのはとても良いことですが、それがストーリーのテンポ感を遅くさせてしまっている感があるような。
デスノートは超クイックテンポの展開でヒットしました。
例えるのならデスノートでは1話で済ませるエピソードを、このマンガでは2話3話で消化するような感じ。
この作者の課題はスピード感だなあ、バランスって大事だなあ。
ワールドトリガー 第8巻
葦原大介 作
敵のボスが登場、大規模侵攻編はいよいよ佳境へ。
作者のストーリー運びの巧みさが光ります。
予想の斜め上をいく展開で先が読めません。
主人公が弱いなりになかなかの機転を見せてくれます。
とても良い。
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