そんなわけで最近買ったマンガの感想です。
●花と星 第2巻
鈴菌カリオ作
女子高生同士の恋愛を描いた、いわゆる百合物です。第2巻で完結。
ギャグとシリアスが丁度よい加減で織り交ぜられ、絶妙な仕上がりになっています。
百合物といえど青春的恋愛の王道で実に骨太のストーリーです。
いいなあ。心が爽やかになる作品でした。
●ベルセルク 第37巻
三浦健太郎作。
ただ惰性で買っているようなものですけども。まあ終わり方が気になるので止めようにも止められず。そんなわけです。魔女のシールケは可愛いね。
●極楽長屋
岡田屋鉄蔵作
「ひらひら 国芳一門浮世譚」の作者が、江戸時代のオンボロ長屋に住む人々を描く群像劇。
作者はもともとBL(ボーイズラブ)系の出身だから、ときどきキャラデザがホモっぽくなったりする。しかもホモ同士のエピソードとかあるし。でも芯となるストーリーはホモとまったく関係ありません。濃密な人情物として楽しめる作品です。
確信した、この作者は男の乳首をとても綺麗に描く。
●女子攻兵 第3巻
松本次郎作
異次元空間で巨大女子高生ロボが戦うマンガ。
第3巻も相変わらずにキチガイっぷり。嫌いじゃないです。
●地獄のアリス 第5巻
松本次郎作
第4巻まではかなりのハイテンション展開だったのに、第5巻では急降下。
絵も荒れているような・・・・。作者に何か起きたのだろうか、すこし心配になる。
●ヴィンランド・サガ 第13巻
幸村誠作
主人公トルフィンが遂に、親しい人が亡くなる悲しみを噛み締め、己が生きる目標をその目に捉える。
このマンガにおける主人公は、人生の節目ごとに目つきが変化します。
子供時代は純真な眼。少年時代はキツい眼。奴隷時代前半は無気力な眼、後半は生命力が蘇った優しい目。そして13巻では力強い眼に変わります。
トルフィンの新しい旅がどうなるのか、続きがとても気になります。
●スティール・ボール・ラン 第10巻
荒木飛呂彦作
荒木飛呂彦作品における魅力のひとつは「落ちがない無駄話シーン」だと思うのだが・・・・。どうでしょうか。ストーリーとまったく関係のないチーズの歌で1ページ半も費やすなんて・・・。でもこの無駄話シーンによってストーリーテンポの緩急が上手く取られているんだよなあ。
タランティーノも無駄話シーンが多いけど、それに似ています。
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