マンガの感想です。
●ワールドトリガー 第1~4巻
葦原大介作
SFアクションバトル物です。少年マンガであるが、話の展開に気が利いていて面白い。
また特殊能力や武器の設定が非常によく考えられており、戦いの駆け引きに生かされているところがとても良い。駆け引きを織り交ぜた熱い戦いを見せてくれるマンガは個人的にはジョジョ第2部以来(ジョジョvsワムウの戦車戦は最高)。はやりの少年マンガにおけるバトルシーンは単に勢いだけの物が多いのですが、この真面目にマンガを作りこむ姿勢は好感が持てます。
キャラの魅力もこのマンガの良さ。前作の「賢い犬リリエンタール」でセンスあるキャラ造形を見せてくれましたが、今作でもそれは変わらず。木虎の常にツンツンした感じからごくたまに見せるデレシーンがとてもかわいい。キャラの魅力とはギャップなのだなあと改めて実感する。
読み進めていくと、実はストーリーも良く練りこまれていることに気付きます。
やや地味な絵柄ではあるが、最近の少年マンガとしては一押しです。
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