最近買ったマンガの感想です。
●嵐ノ花叢ノ歌 第1巻
東冬氏作。作名は「あらしのはな むらくものうた」と読みます。
表紙のデザイン、絵が気になって買った一品。だが2巻買うかどうか迷う内容。まあ、つまり面白くないってことで。絵は非常に自分の好みだし、上手いのだけども肝心の話は・・・・な感じ。イラストレーターとしては評価しますが、漫画家としてはダメですね。漫画が下手。2巻買うとしたら、続きが読みたい、という動機よりかは絵が見たいという理由だろうなあ。
●ジョジョリオン 第2巻
作者の荒木飛呂彦氏はこれまで何人もの魅力的な女性キャラを描いているが(ジョリーン、リサリサ、エリナ、スージーQ・・・)、この第2巻で登場する大弥ちゃん(16歳)は、エロ小悪魔部門でNo.1だろう。
JOJOシリーズの中でもっともエロチックなシーンがあるのだが、ただのエロさだけでなくて、同時に女の不気味な雰囲気をかもし出す演出を施す荒木氏。さすがである。 いいぞッ、大弥・・・!!
●女子攻兵 第2巻
松本次郎作。巨大女子高生ロボに乗って戦う主人公。
もともとキチガイじみている設定の漫画だが、2巻ではさらにキチガイさがエスカレートしていく。 このキチガイさに身を委ねると、この漫画はヒジョーに楽しい。
●地獄のアリス 第3巻
松本次郎作。天才的な狙撃の腕をもつ少年が主人公。第3巻では父を亡くしたエピソードが語られる。
ガンアクションが多かった第1巻、2巻とはうってかわって、第3巻では静かにドラマが進む。
正直、この作者がここまで骨太なドラマを描けるとは思っていなかった。いいなあ松本次郎。
●フリージア 第1巻、第2巻、第3巻
松本次郎作。松本次郎が気に入って、初期の作品も読みたくなったので買ってみた。第1巻の初刷は2003年、だから約10年前の作品ですね。
舞台設定としては現代日本、敵討ちが法的に認められた世界。そしてその敵討ち執行の代理人を職業とする主人公のお話。
まあ、主人公が非常に暗いし、頭が狂っているしとても影が薄い。果たしてこんなキャラで話が進むのかと不安になるが、周りの脇役が曲者揃いなので、これはこれで話が進む。だがいかんせん自己主張がはっきりしない主人公なので、いまいち印象が薄い感じではあるが・・・だけど、話が進むにつれ主人公の内部にふつふつと変化が芽生えるのだ。今後のドラマとしては、この変化がポイントになるのだろうなあ。
主人公がどのようになるのか、興味を持たせてくれる時点で、このマンガは成功していると言えるだろう。
松本次郎面白いなあ、今年後半のマンガは松本次郎ばっかりだ。
松本次郎ばっかりに夢中になっていないでジゼルの第3巻を早く買わなくては。ジョジョリオンの第3巻も出たし。スティールボールランも途中で止まったままだ。ああ、忙しい。
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