そんなわけで仙台に行ってきました。
きつかった。
その一言です、いろんな意味で。
今回の出張は震災で滅茶苦茶になった商品の整理。とにかくひたすら肉体労働。冷蔵庫は意外と軽いが洗濯機は悪魔的な重さだった。なにコレ。
休憩をはさみつつ延々と肉体労働。マッサージイスはなぜあんなに重いのか。殺意が沸く。
チェックインしたホテルはお湯が出ず、水シャワーを体験。イヒヒ、つめてエ。コレ。でも意外と気持ちイイぞ。これ。
ホテルから作業場所の倉庫まで車で通勤。
多賀城付近になると脇に車が。津波ですね、コレ。
調べてみると、ここ県道10号は海から直線で1.5~2km。どうやら壁についた汚れからみると大人の胸くらいまで波が来たようだ。
道路沿いには延々と瓦礫の山。ほとんどが車。近くに港があるのでそこから流されてきたものが多いようだ。時間が少しあったので港まで行ってみた。
仙台塩釜港。運輸会社の倉庫、火災があったようだ。鉄製の外壁が溶けて黒こげだ。車外に出ると異臭が、焦げ臭い匂いと生臭い匂い。なんだろうこの匂いは。瓦礫掃除の作業員の方々がいるが皆マスクをしている。
この車にはだれか乗っていたのだろうか。
対岸の岸壁を見ると、明らかに船が乗り上げている。けっこう大きいぞ。全長100Mはあるだろう。
GoogleMapで調べてみた。これほどの大きさの船が乗り上げてしまうなんて。津波の威力がどれほどのものだったのかうかがい知れる。
港は廃墟と化していた。その光景は言葉にならない。報道で知るのと実際目で見るのとでは、なんというか。別物だ。この付近ではおよそ180人の方々が亡くなられている。そしてここよりもっと酷く被害を受けた地域があるのだ。
仙台にいる間、自衛隊の車両を見かけない日は無かった。
余震怖かったです。