マンガ「ジゼル・アラン」第1巻買った、読んだ。
隔月の漫画誌「fellows!」に連載されている作品だ。作家は笠井スイ氏。
決してメジャーとはいえない誌で連載されているこの作品。表紙を見て気になった、マンガにもジャケ買いはあるのだ。即決で買ってしまった。
主人公の少女「ジゼル」が何でも屋を始め、色々な人々と絡んでいくストーリー展開。
まず、とにかく主人公ジゼルが非常に表情豊かでかわいらしい。最近のマンガは表情演出が非常にいい加減なものが散見されるのだが、このマンガは違う。ジゼルの表情ひとつひとつに非常に好感がもてる。
ストーリー展開はごく平坦にして穏やか。
たとえばホコリだらけの無人となった屋敷をただ掃除するだけという話も収録されている。
つまり掃除しかしていないわけなのだが、これがなぜか面白い。
ドラマ要素はまったく無いのだが・・・。
ジゼル視線では様々な発見があるのだ、ただの掃除でも。
細かい書き込みながら、無駄な線は無く、抑えの効いた演出など。作者のスキルは非常に高い。
自分の中ではかなりのお気に入りの部類に入りそうだ。
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